コラム:ママ友の誘い方
共通の話題で盛り上がれる関係の築き方を考えよう
昔からの友人との関係は特別で、お互いの人生や個性を知り尽くしています。
冗談を言い合っても愛を感じることができる関係ですね。
「そういう性格だよねw」と言いながらもお互いを理解しあえます。
ただ、子どもを持つ時期は人それぞれで、子どもを持たない友人もいます。
子育てには悩みや心配事がつきものですので、「同じ年齢の子を持つママ友」、特に、同じ園や学校に通っているママ友は、心強い存在です。
子どもの行事に関わることも多いため、気の合う人を見つけたいと思いますね。
友人になりたいというのは自然なことだと思います。
子どもがいるからこそ出会えた、そんな幸運な出会いに感謝したいと思いますよね。
気になる人には、アプローチをしてみましょう
ママ同士とはいえ、気になる人にアプローチすることは恋愛と似ているように感じられるかもしれません。
積極的に声をかけるタイプや、自然体でそばにいることから接近するタイプ、物陰からじっと見つめながら声をかけてもらうのを待っているタイプ……。
あなたはどのタイプですか?最近では個人情報の保護のため、園や学校から保護者の連絡網が配られなくなっています。
ですので、気になるママ友には、個別に連絡を取る必要があります。
「LINEで連絡しましょう」と、まずはLINE上で友達になって連絡手段を確保するのも気軽でいいですし、子どもとママの名前と連絡先が入った「ママ名刺」を活用するのもおすすめです。
保護者会などでは、服装や髪の色などの雰囲気が似たママたちが一緒にいることが多いようです。
自分が「なんとなく気になる」と感じる人は、相手も同じように思っている可能性が高いかもしれません。
ママ友とのつながりが大切な子育て時代
子どものクラスや習い事を通じて知り合ったママ友との関係は、子育て時代において非常に重要です。
これは、子どもの習い事に対する考え方や興味の方向が親の価値観を反映していることにも関連しています。
同じ興味や関心を持つ親同士が集まり、こうした共通の関心事がきっかけでママ友とのつながりが生まれることもあります。
特に、チームプレイが必要とされる習い事では、送り迎えや遠征などで保護者同士が頻繁に顔を合わせる機会も多く、仲良くなるチャンスが多いと言えるでしょう。
新しい環境での友情の始まり
筆者は、引っ越しをして子どもが新しい保育園に入ったばかりの頃、同じクラスのママ友から手紙を受け取りました。
その手紙には、保護者会での筆者の話に感銘を受けたことや、一度話してみたいという思いが伝えられており、彼女の連絡先も書かれていました。
最初は「どのママだろう?」と思いながらも、その連絡先に返信をしたことがきっかけで、筆者と彼女はとても気が合う友人になりました。
彼女の声掛けがあったおかげで、新しい環境での子育てに不安を感じていた筆者はとても嬉しかったです。
その経験から、筆者は自ら声をかけるようにするようになりました。
そして気づいたことは、ママ友を求めている人はたくさんいるということです。
ただし、きっかけがあればと待っている状態であり、筆者自身もそうでした。
自分が素敵だと思うママ友がいれば、積極的に挨拶して声をかけてみましょう。
気が合うかどうかは、実際に話してみないとわからないのですから。
日程を具体的に提案しましょう
参観日や保護者会で、顔見知りになり挨拶もするようになった場合、次は実際にママ友と時間を共有したいと思うこともあるでしょう。
そんな時には、「○日、空いてますか?」といったあいまいな言い方ではなく、具体的な日程を提案すると良いでしょう。
例えば、「来週の金曜日、ランチしませんか?」や「次の参観日に一緒にランチしましょう」といった具体的なアイデアが有効です。
このように具体的な日時を伝えることで、相手も返事しやすくなります。
日程が決まれば、お互いのスケジュールを調整しながら具体的な計画を立てることができます。
相手の断りやすい誘い方を意識しよう
仲良くなりたい相手に対して、急に「○日、空いてますか?」と声をかけると、相手が困ることがあります。
私自身もたまにそうやって声をかけられることがありますが、どう答えればいいのか迷ってしまいます。
空いていない場合は、「その日は都合が悪いけど、何の用事ですか?」と聞けるのですが、空いていると答えてしまうと断りにくくなるし、相手が自分をよく知らない場合は「マルチ商法や宗教勧誘かも?」といった心配も出てきます。
そこで、私は相手の都合を答えるのは保留にして、まずは理由を聞くようにしていますが、微妙なストレスを感じることもあります。
相手が断りやすい誘い方を心がける
相手が「空いている」と答えた後で用件を聞かされると、気が進まなくても断りにくい状況になります。
そのため、「ランチに誘いたいんだけど、○日は空いてる?」といった具体的な用件や自分の気持ちを最初に伝えましょう。
「その日は都合が悪いんだな」という返事が返ってくるかもしれませんが、それは仕方ありません。
自分のことが都合悪いと感じても、相手を責めたり傷つけたりしなくてすみます。
もし相手も仲良くなりたいと思ってくれているのであれば、「じゃあ、代わりに○日はどう?」や「しばらく忙しくて無理だけど、また声かけてもらえる?」といった言葉が返ってくることもあるかもしれませんね。
ただ断られた場合でも、タイミングが合わなかっただけだと思って、過剰に考えたり感じたりせずに「じゃあ、また誘うね」と気軽に流してしまいましょう。
上手に断られることは、相手に気を使わせないために重要です。
自分の想像で相手の気持ちを一喜一憂せずに、良好な人間関係を築くためには、これが基本です。